父親が入院をした時に、とても困ったことがありました。それは、母の宇都宮での乳がんの手術と重なってしまったことと、なんといっても不満が多いということです。入院をしたことがなかったので、一人で好きなように生活をすることができない不満について言いまくるのです。
まずいっていたのは、なんといっても好きなものを食べることができないということです。入院生活では当たり前の事ですが、そんなことが嫌だったんですね。そのため、自分が好きなものを買ってきて欲しいといつも言っていました。しかも病院食をほとんど食べていないのです。病院食は治療としてとても重要であることを伝えても、食べることをしませんでした。
そんな父親の様子に、本当に困っていたのです。そんな時、栄養士さんがそんな父親の不満についてじっくりときいてくれたのです。その時、決して否定をしないのです。私たちは我慢をすることばかりを、父親に伝えていました。
ところがその栄養士さんの話をきいて、スッキリしたようでその後は不満をいうことがなくなりました。